【アニメ紹介】龍族は面白い? 〇〇がウケない……? 四話までの感想とともに紹介!

紳士淑女のみなさん、こんにちは。

2024春アニメは何を観ているでしょうか。

今回は、2024春アニメ“龍族”について、お話をさせていただけたらと思います。

私個人の意見としては、毎週楽しく観ています! めっちゃ面白い!

“龍族”とは?

普通の高校生として孤独ながらも平凡な日々を過ごしていたルー・ミンフェイ。ある日、突然届いたカッセル学院からの入学招待状が彼の人生を大きく変えることになる。癖の強すぎる教師陣や個性豊かな同級生らが集結する奇妙なこの学院では、世界中から龍の血を宿した人間を集めており、その目的は人類の敵である“龍”を殺すことだった。表の世界に隠されてきたもう一つの歴史、“龍族との戦い”を目の当たりにしたルー・ミンフェイは、千年の眠りについていた龍王たちを討伐する戦いに身を投じていく。

出典:アニメ『龍族 -The Blazing Dawn-』公式サイト (ryuzoku-anime.com)より

原作は発行部数3000万部超えの中国ファンタジーノベル

平凡な主人公ルー・ミンフェイが個性豊かな仲間たちと壮絶な戦いに身を投じていくというあらすじですが、この構図はほかの物語でもよく見られるものです。

いわば、王道

序盤こそハリーポッターを彷彿させるような展開ですが、それも序盤だけ。0話を経て、一話になると、いよいよ龍族という物語が始まります。

設定が新鮮だったので、けっこうワクワクしたのを覚えています!

“龍族”の魅力

そんな“龍族”ですが、この作品は様々な魅力が詰め込まれています。

今回は以下二つをピックアップして説明します!

  • 圧倒的映像美
  • 緻密に練られた設定とその深み

圧倒的映像美

アニメ“龍族”の最大の魅力といえるのが、圧倒的な映像美でしょう。

カッセル学院の施設の描写はさることながら、水彩や油絵を取り入れた独特なアニメーションは初見であれば身を乗り出してしまうのではないでしょうか。それくらい、綺麗な映像です。

また、戦闘作画はfate作品や鬼滅の刃などを映像化しているufotableに匹敵するかと思うほどでした。

カメラワークも流れるようによく動きますし、美麗かつ壮大なカッセル学院を背景として描かれる、学院屈指の実力者のシーザーチュー・ズーハンの一騎打ちのシーンは必見でしょう!

それほどまでに作画レベルは群を抜いています。

戦闘シーンは思わず「うっわ……」と声を抑えられなかったくらい衝撃でした! これが、神作画の暴力か、ってね。

緻密に練られた設定とその深み

古代×近未来な世界観

”龍”という言葉やファンタジーノベルときいて、即座にAI技術やSF要素を連想する人はそう多くはないではないでしょうか。

ここ数年の日本のアニメの流行としては、現代異能から異世界転生系へと移り変わり、多く放映されています。

ところが”龍族”は、現代に近い世界が舞台となっていますが、近未来要素も含まれています。

人格を持つスーパーコンピューターシステム、戦艦のような飛行船……。

“龍”という古代と、人類の科学技術という近未来のコラボは、異世界ファンタジーが日本アニメを席巻していた昨今を考えると、「ああ、またこれか……」ではなく「お、少しテイストが違うな」と少し印象が変わるのではないでしょうか。

龍という言葉に込められた神秘性を損なわないまま、科学技術が発展した現実世界に“龍”という設定を持ち込んだことにロマンを感じました!

本作独自の用語が物語の中軸を担っている

ファンタジーものではおなじみの魔術ではなく、代わりに”龍族”独自の力・言霊という力が登場します。

ごく簡単に言えば、龍の血を引く「龍族」という人間が扱う異能とでもいうのでしょうか。

言霊には様々な能力があり、言霊・○○という形で作中では頻繁に登場します。言霊・審判や言霊・皇帝など、本当に数多くの言霊があり、龍族はそれぞれが所有する言霊を使い、龍の討伐を目指しています。

ほかにも、龍文霊視といった多くの用語があり、「魔術」や「魔法」といった聞きなれた言葉ではないので、「これはどういうことなんだろう?」という、未知へのワクワクというものを楽しめるんじゃないかなと思います!

謎が謎を呼ぶ、考察しがいのある世界観の奥深さ

0話冒頭では、兄弟と思われる二人が不思議な空間で対話しています。いったい誰なのか、という謎もありますし、主人公ルー・ミンフェイを兄さんと慕うルー・ミンゼイとう謎の少年の正体も気になります。

また、研究機関の側面を持つカッセル学院が未だ全容の知れない“龍”の調査をしているという設定上、「この謎はどういうことだろう」「この遺跡には何が隠されているのだろう」「どうして龍の子供が眠っているのだろう」と様々な謎が当然のように登場します。

世界の謎、というのは現実世界にもたくさんありますよね。

たとえばピラミッドを例に挙げるならば、

どうやって建設されたのか、なぜ作られたのか、配置はなぜ星座と照合しているのか、どうやって照明を確保したのか……

本作は、そういった世界規模の謎を解明しようとする姿を描いているように思えます。

そのため、「何があったんだ?」「こうじゃないのか」「いや、こことあれはこう繋がっているんだ」といった楽しみ方もできるのです。

現実世界の謎って本当にたくさんあるじゃないですか。それが解明されたとき、すっごくカタルシスを感じます。龍族における、多くの謎はそういったカタルシスを感じたい! って思えるような謎ばっかなんじゃないかな、って私は思っています!

四話終了時点での評判

とはいえ実のところ、このアニメ、わりと賛否両論っぽいです。

「絵は綺麗だけど、ギャグがわからん」という感じの意見が散見された印象です。

某アニメ盛り上げたい系チャンネルでも同様のコメントが多かったです。

以下はX(旧twitter)の反応です。

ギャグが独特の空気感というのは半分理解できるって感じです。ツボにハマるものもあれば、「ふむ、ここでやるのね」と違和感を覚えるものもあります。だけど、それって日本のアニメもそうじゃない? って思ったりしますねー。

四話までの感想

と、こんな感じに、いまいち盛り上がりに欠ける“龍族”ですが、物語の設定や作画は大変素晴らしいです。これは間違いないです、きっと、たぶん、絶対。

ストーリーはスロースタートといった段階ですが、これから化ける可能性はまだまだ残されています。なにせ、素材が良いので。

実際、4話の引きは「おっ、ようやく主人公っぽさが出てきたな」と思いました。

それまでの話は、主人公が周りに置いてけぼりにされている始末で、物語としては始まってすらいません。

だって、主人公の目標、みたいなモノがまだ視聴者に明確に提示されていませんからね。

ルフィが目的もなく海に出ないように、ルー・ミンフェイにも、主人公である以上、達成したい目的があるはずです。

私たちはまだそれを知らない。だから、物語としては始まっていないのです。

逆に、そこが見えてくれば、物語は格段に動き始め、活き活きとしてくるはず。

賛否両論になったり、話題にならなかったりするのは、そこまで待てない視聴者たちがどんどん撤退していったからかもしれないですね……

まとめ

今回は“龍族”について少し話してみました。

賛否両論ですが、光るものは間違いなくありますし、まだストーリーもこれから、といった段階。

私としては長い目で見てみるのもいいんじゃないかなって思います!

この記事作成時点では、第四話までの配信となっていますが、これからの“龍族”に期待したいところです!

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