紳士淑女のみなさん、こんにちは。
2024夏アニメ、面白い作品がたくさんありますが、
今回はその中から”異世界失格“について少し話していこうと思います!
異世界失格とは
とある文豪と、その愛人がこの世を去った。
憂い多き人生の如く渦を巻く激流へと身を投げ…るよりも早く、
猛スピードで突っ込んできた”例のトラック„によって。文豪が目を覚ますとそこは、異世界の教会。
案内人は、慈愛に満ちた瞳で微笑みかける。「ようこそ冒険者よ。あなたは選ばれ、転移したのです」
御多分に漏れず、勇者の使命を背負わされてしまう文豪。
だが、彼は転移者の誰もが与えられる”あるもの„を持たなかった……。「…ふふ。恥の多い生涯だ」
この世でも、異世界でも
<失格者>の烙印を押された文豪の冒険が幕を開ける。きっと、どこかにいるはずの「さっちゃん」を見つけ出し、
今度こそ、あの日の本懐――心中を遂げるために。
察しの良い方はもうお気づきかもしれませんが、「とある文豪」とは「走れメロス」で有名なあの作家をモチーフとしているようです。
作中では一貫して「センセー」と呼ばれており、
異世界だとしても、センセーの強烈な個性は作品随一に光り輝いています
異世界失格、何が面白い?
さて、異世界転移系の作品というのは数多あり、
筆者からすれば、「またぁ?」と言いたくなるくらいには数多し。
つまり、同じ題材・似たような世界観のアニメが多く、
いわゆるゼロ話切りする人もいるのではないでしょうか。
その場合、どう差別化するかが一つのポイントです
異世界×作家×声優
一つ目の差別化ポイントは起用声優でしょう
センセーの声優は神谷浩史さん。
神谷浩史さんといえば、超人気声優の一人。『進撃の巨人』『〈物語〉シリーズ』『文豪ストレイドッグス』など数多の作品で活躍されている方です。
声を聴いて「あ、神谷さんだ!」となれば、それだけで興味を持つ人も出てくるのではないでしょうか。
さらに、実は、このセンセーという役は神谷浩史さんにとって初めての異世界転生モノの主人公役なんです。
異世界モノの主人公をどう演じるか、呼び水としては筆者は効果アリだと考えます。
コミカルな会話劇×シュールな絵面
ごくごく個人的感想ですが、異世界モノはもう飽和しきっています。
そのためシリアスな展開に持ち込もうとすると、「なんかデジャヴ……」とアニメにイマイチ乗り切れない感があります。
それよりも、クスッと笑えるような面白さが異世界モノでは重要なのではないでしょうか。
その点、異世界失格は随所で笑わせてきてくれます。
というより、センセーがキャラクターとしてぶっ飛んでいるため、自然、ツッコミ役が必要になるというか。
キャラクターとしてセンセーはあまりにも自由すぎるから、見ていて飽きないというのも魅力の一つです。
それから移動手段があまりにも斬新すぎる。
てっきりソレは一話で終わるのかな、って思っていたら、二話も三話でも……
Xでの反応
こちらはXでの反応です。内容に触れてしまうので、ネタバレが嫌な方は冒頭二つの反応以外は飛ばしてください!
今期圧倒的に異世界失格が好きだな〜
なかなかないタイプのアニメだと思う!#異世界失格 pic.twitter.com/F5PdP6JhF9— 異世界まよノサブ (@Moumantai0104) August 3, 2024
異世界失格の先生(cv神谷浩史)本当かっこいいな。キャラデザが良すぎる pic.twitter.com/7X2E421qLN
— ♉️ (@riri06669946) August 1, 2024
「異世界失格」第3話。魔王の娘や世界の統治を目論む転移者等、大きく話に関わって来そうなキャラも顔見せして盛り上がり始めて来ましたね。それにしても、どんな相手を前にしてもまったく態度を変えない文豪先生のブレなさがなんとも頼もしいのです。#異世界失格 #isekaishikkaku pic.twitter.com/P09J1fbHZQ
— 鳴神 (@seimei7777) July 23, 2024
「異世界失格」第3話#異世界失格
「あ、あはぁ…あらがとうござま〜す」
「二人きりになりたいんかーい」
タマの冷めた抑揚の無いツッコミ好き。
この二人の掛け合いがおもしろくて観てるけど、なにやら雲行きが怪しくなってきた。
転移者に倒された魔王ウォーデリアは女ウォーデリアの父ってこと? pic.twitter.com/LekQQOuqRd— ちびあやや (@Rila_ayaya) July 24, 2024
『異世界失格』4話見たが面白かった! タイトル回収と異能発動が同時にあって「どうした太宰かっこいいぞ!」と思った。ゴシックな音楽も素晴らしいし異能自体も「作家」という職業の業と結びつていて説得力がる。毎回太宰ネタがあって(今回は畜犬談)かつファンタジー特有の高揚感もある。善き。
— 森新児 (@morisinji) August 3, 2024
4話までの感想
異世界モノの押さえておくべき点を丁寧に描いているという印象です。
例えば、センセーの目的を一話でハッキリさせたので、途中から「これ最終的にドコへ向かっているんだっけ?」とグタグタにならないようになっています。
また、異世界モノでは視聴者層を考えると、割と早い段階から主人公のことを好いているヒロインを登場させることが重要です。
その点も一話できちんと描いていますし、ヒロインがセンセーを好きになる過程を、これまでのなろう作品をやや皮肉りつつ描いているところはクスリと笑えました。
一話で目的をハッキリさせ、二話で方向性を示し、三話以降で「じゃ、これから本番ね?」と視聴者に丁寧な作りになっています。
ですので、筆者は原作を読んでいませんが、話を置いて行かれることなく観ることができています。
これは今後の展開も期待しちゃいます。
まとめ
今回は“異世界失格”を四話まで観た感想を話してきました!
Xでの反応も中々良さそうでした。
OPもEDも筆者には刺さる曲でしたし、随所には謎が散りばめられていて、それも気になるところ。
まだまだ目が離せません。
夏アニメにはたくさん面白い作品がありますが、異世界失格、ぜひご視聴いただければと思います。
それでは。